「ストリップ劇場」や「グランドキャバレー」という名前は聞き覚えがあるかもしれませんが、これらは大人が礼儀や楽しみ方を学び取る特別な場所です。物珍しさや興味から一度は行ってみたいと思っているが、なかなか自分から足を運べないという人も少なくない「ストリップ劇場」です。女性がステージ上で曲に合わせて服を脱ぎながらパフォーマンスを行うのが特徴のこの場所は、その名前から予想がつくかもしれません。1980年代の頃、日本国内ではストリップ劇場が300以上も存在し、その繁栄ぶりからもわかるでしょう。しかしながら、建物の老朽化や経営の下降により劇場数が減少し、現在では数えるほどしか残っていないのが実情です。予約の必要性がないという低い敷居も魅力的で、固定ファンを持っているパフォーマーもたくさんいます。学生や女性向けの割引、シルバー割引、早朝や深夜割引などのサービスも提供しており、入場したら閉店時間まで楽しむことができるシステムを採用しています。ただし、場所によっては入れ替えシステムが導入されているので注意が必要です。劇場の公演は一般的に10日周期で行われ、10日までが初席、11日から20日までが中席、そして月末までを下席と称しています。これに加えて、初日、中日、楽日という特別な日々が存在します。
また、「グランドキャバレー」も大人の社交の場として知られていますが、東京ではすでに消えてしまった存在です。ただ、都市部から少し外れた地域には現在でも営業を続けているところがあります。キャバレーは第二次世界大戦後、連合国軍のために設けられたレクリエーション施設、RAA(レクリエーションーアミューズメントーアソシエーション)が成長し発展したもので、大規模な店舗は「グランドキャバレー」と呼ばれます。ここでは酒を飲むだけでなく、生の音楽に合わせて会話を楽しみ、ダンスを踊ることができます。ですが、昭和40年代後半のドルショックやオイルショックが影響し衰退、東京内に存在するグランドキャバレーはなくなってしまいました。もし地元や旅先で見つけたら、ぜひとも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。